こんにちは。
当社の採用情報を見つけてくださってありがとうございます。
これから私たちの仲間になるかもしれないあなたに、
私が経営者として日々考えていることを、
少しお伝えさせていただきます。
私の父も経営者でした。
しかし時代の巡り合わせが悪く、
私が学生の頃に会社を畳むことになってしまいました。
当時、父本人はもちろんのこと、会社に関わっている人たちの苦労している様子、
悲しそうにしている様子が、目に焼き付いています。
その時に実感しました。
「会社とは、たくさんの人の“よりどころ”なんだな」ということを。
だから自分が経営者となった今、何よりも大事に考えているのは
「会社を潰さないこと」です。社員の人生、
そしてその家族全員の人生を預かっている責任がありますから。
「すべてを失ってもいい。先の見えない挑戦をするのが男のロマンだ!」
そんなドラマチックな冒険なんてしません。
「勝算があることを、必要なタイミングで、ちゃんとやる」。
それが私のスタンスです。このスタンスを守り通し、
創業から約36年。おかげさまで黒字経営を継続中。
これからも、社員とその家族の“よりどころ”を守り続けます。
無謀な挑戦は決してしませんが、優柔不断ではないつもりです。
むしろ、ここぞという時には即断即決しています。
例えば、現在では製造業界の必須ソフトとなっている
三次元CAD/CAM。地域の同業者の中では、
当社が最も早く取り入れたのではないかと思います。
おかげで「黒澤だけが三次元CAD/CAMを使える」という
強みから大手ゼネコン各社との直取引が始まり、
飛躍的な成長につながりました。
技能実習生の受け入れを、いち早く始めたのも当社です。
2006年、中国からの第一期生2名に始まり、
第二期、第三期、第四期と受け入れを続け、
皆、貴重な戦力となってくれています。
いずれも、やろうと決めたのはほぼ直感でした。
「本当に必要なもの」「社員の助けになるもの」に出会った時に、
私の勘は冴えるのかもしれませんね。これからもしっかりと地に足をつけながら、
挑戦すべき時には機を逃さずに挑戦し、永続企業への基盤を築き上げていきます。
私がダクトの世界に入ったのは18歳の時。
特にダクトに興味があったわけではありません。
理工系でもありませんでした。
自分に何ができるか、何がしたいかわかっておらず、
「とりあえず何か仕事をしなければ」と職を探していた際に、
たまたま紹介してもらったのがダクトの会社だったのです。
やってみてすぐに「自分にはこれしかない!」と気づきました。
「この作業ができるか、できないか」で評価される世界。
シビアだけどシンプルで明確だから納得感が持てる。
やればやっただけ、技術が上がる手応えがあるから面白くて。
今みたいに機械なんかなくて、鉄板に墨で線を引いて、
ハサミでカットしていた時代。今よりずっと技術が必要で、
だからこそやりがいがありましたね。
さまざまな親方のもとで修業しましたが、
自分の技術一つで生きている親方たちは自信に満ちていて
本当にカッコ良かった。「技術力は人間を輝かせるんだ」と思いました。
だから当社は、技術指導を徹底して行っています。かつての私みたいに、
自分に何ができるか・何がしたいかわかっていない若い人が、
技術を身につけることで自分に揺るぎない自信をつけてくれたら
嬉しいですね。
ゆくゆくは現場で職人さんをまとめる管理者ポジションに
就いてほしいので、マネジメント力やリーダーシップなどを学べる
外部研修なども用意しています。
人を育てることへの投資は、惜しみません。
社員とは、なるべくまめに対話をしています。
一人ひとりについて「何をしたいか、どうなりたいか」を把握していなければ、
例えば「〇〇君は早く管理者になりたがっているから、
こういう経験をさせてみようか」などと、
育成プランを考えていくこともできませんからね。
人と向き合うのが苦手だからでしょうか? 机上の計算に重きを置く。
世の中にはそういうタイプの経営者も存在することは知っています。
「ラクそうでいいな」と憧れたこともありますよ。
人より数字のほうがずっとわかりやすいですからね(笑)
でも、やっぱり私には「社員と徹底的に付き合う」という
やり方しかできません。試行錯誤しながら、向き合い続けていきます。
社員から、「結婚した」「子どもができた」
「マイホームを建てることにした」
そんな報告を聞くたびに、本当に嬉しくなります。
社員がそんな人生の一大イベントに踏み切るなんて、
「この会社でなら自分は腰を据えて頑張れる」という
自信と安心感を持てた証ですから!
私は、社員とその家族の人生に責任があります。
社員の家族が増えれば、そのぶん私が背負う責任も重くなります。
その重さこそが私の宝。この先どこまで重くなっても、
大切に守っていきます。
そして、当社に腰を据えて頑張ってくれる社員たちの中から、
ゆくゆくは私と共にこの宝物を守ってくれる幹部人材が
育ってくれることを心待ちにしています。
その一人は、あなたかもしれませんね。
代表取締役 黒澤達哉
私たちと一緒に “挑戦しつづける”
仲間を募集しています。